2026.05.18
こんにちは!街の屋根やさん伊賀・名張店です。今回ご相談いただいたのは名張市にお住まいのO様からです。 お話を伺うと、台風以降、下屋根のあたりから雨漏りが発生するようになったとのことでした。実は同じ場所は10年ほど前にも一度雨漏りした経験があり、その時は一旦おさまっていたそうです。…
こんにちは!
街の屋根やさん伊賀・名張店です。
今回は名張市にお住まいのお客様から、「台風で棟板金が飛んでしまったので見てほしい」とご相談をいただきました。
また、一階の窓付近で雨漏りのような症状も見られるとのことで、屋根全体と屋根裏の点検を実施することになりました。
調査を進めたところ、棟板金の飛散だけでなく、築30年が経過したスレート屋根には雨水による劣化が進行しており、屋根下地にも影響が及んでいることが判明しました。
幸いにも屋根を支える垂木は健全な状態だったため、お客様のご予算も考慮しながら屋根カバー工法をご提案させていただきました。
今回は、名張市で行った棟板金の応急処置から雨漏り調査、そしてカバー工法をご提案するまでの点検の様子をご紹介します。
まずは屋根に上がり、台風被害の状況を確認します。
現場を確認すると、屋根の頂上部分に取り付けられている棟板金(むねばんきん)が強風によって飛散していました。
棟板金とは、屋根の一番高い部分を覆い、雨水の侵入を防ぐための重要な部材です。
しかし屋根の中でも最も風を受けやすい場所であるため、台風や強風時には被害が発生しやすい箇所でもあります。
板金が飛散したまま放置すると、
・雨水が屋根内部へ侵入する
・下地材が腐食する
・雨漏りにつながる
・修理費用が高額になる
といったリスクがあります。
そこで今回は、すぐに雨水の侵入を防ぐため、防水シート(ルーフィング)を使用して応急処置を行いました。
応急処置はあくまで一時的な対策ですが、二次被害を防ぐためには非常に重要な作業です。
棟板金の応急処置が終わった後、屋根全体を詳しく調査しました。
すると屋根表面に黄色いコケが広範囲に発生していることが確認できました。
今回の屋根材はスレート屋根です。
スレート屋根はセメントを主原料としており、定期的な塗装によって防水性を維持しています。
しかし塗膜が劣化すると、
・雨水を吸収する
・乾燥しにくくなる
・コケや藻が発生する
といった症状が現れます。
実はコケが生えているということは、屋根が常に湿気を含んでいるサインでもあります。
見た目だけの問題ではなく、屋根の防水性能が低下している証拠なのです。
さらに詳しく調査を進めるため、慎重に屋根の上を歩いてみました。
すると、屋根全体がふわふわと沈み込むような感触がありました。
これは非常に危険なサインです!
通常であればしっかりしているはずの屋根下地が、水分を含んで弱くなっている可能性があります。
原因として考えられるのは、防水シートであるルーフィングの寿命です。
約30年前に多く使用されていたアスファルトルーフィングの耐用年数はおよそ20年前後といわれています。
今回のお住まいは築30年。
長年の雨風によってルーフィングが劣化し、本来の防水性能を失っていたと考えられます。
その結果、
スレート
↓
ルーフィング
↓
野地板
という順番で雨水が浸入し、屋根全体が水分を含んでしまっていたのです。
スレート屋根は一般的に10年前後ごとの塗装メンテナンスが推奨されています。
定期的な塗装を行うことで、
・雨水の吸収を防ぐ
・コケの発生を抑える
・屋根材の劣化を遅らせる
・屋根内部への浸水リスクを軽減する
ことができます。
もし過去に適切なタイミングでメンテナンスを実施していれば、今回ほど大きな劣化にはならなかった可能性があります。
屋根は壊れてから修理するよりも、早めの点検とメンテナンスを行う方が結果的に費用を抑えられるケースが多いのです。
続いて屋根裏も確認しました。
すると予想どおり、野地板に雨水が染み込んだ跡が見られました。
一部には白く変色している箇所もあります。
これは雨漏りによって発生したカビです!
屋根裏は普段見る機会が少ないため、知らない間に雨漏り被害が進行していることも珍しくありません。
天井にシミが出ていなくても、屋根裏で雨漏りが進んでいるケースは数多くあります。
雨漏りは早期発見が非常に重要です。
放置期間が長くなるほど修理範囲が広がり、費用も高くなってしまいます。
点検中、お客様から
「木が濡れて光っているように見えるけど雨漏りですか?」
というご質問をいただきました。
実は中央部分でキラキラと光って見えていたのは雨水ではなく「ヤニ」です。
この時代のお住まいでは、米松(べいまつ)が使用されていることが多くあります。
松系の木材は成長過程でヤニを出す性質があり、長年経過しても表面ににじみ出ることがあります。
木材が健全な状態でも発生する現象ですので、必ずしも雨漏りとは限りません。
こうした判断は専門知識が必要になるため、ご自身で判断が難しい場合は専門業者へ相談することをおすすめします。
さらに確認すると、野地板が雨水によってたわんでいることが分かりました。
野地板は屋根材を支える重要な下地です。
この部分が劣化すると、
・釘が効かない
・屋根材を固定できない
・強風時に被害が拡大する
といった問題が発生します。
幸いにも、屋根を支える骨組みである垂木(たるき)は健全な状態でした。
もし垂木まで腐食していた場合は、屋根全体を解体して作り直す大規模工事が必要になるところでした。
今回の名張市での屋根点検では、台風による棟板金の飛散をきっかけに、屋根内部の劣化や雨漏りの兆候が見つかりました。
特に築20年以上経過したスレート屋根では、
・棟板金の浮きや飛散
・コケの発生
・屋根のふわふわ感
・雨漏り
・野地板の劣化
といった症状が現れることがあります。
屋根は普段見えない場所だからこそ、定期点検が重要です。
街の屋根やさん伊賀・名張店では、名張市・伊賀市を中心に無料屋根点検を実施しております。
「台風の後が心配」「雨漏りしているかもしれない」「屋根の状態を一度見てほしい」
そんな方は、お気軽にご相談ください。
お問い合わせ先➡『街の屋根やさん伊賀・名張店』
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