お客様から、鬼瓦が落ちかけているとお問い合わせいただき点検に行くことになりました。鬼瓦は最低でも7キロもあるのでもし何かの拍子に落ちてしまったら大変では済まされません。

なので、今回は二人で点検に行かせて頂きました。

実際見ると隅棟から鬼瓦が完全に離れてしまい地面に落ちていないのが奇跡でした。

隅棟の瓦がずれないようにすべての瓦をシリコンで止めていたみたいですが、そのシリコンも劣化で弱くなり上から徐々に瓦がずれていました。

その結果ずれた隙間から雨水が入り土を流してしまい瓦がどんどん前に押し出され鬼瓦が取れてしまったんだとわかりました。

これだけ鬼瓦と隅棟に間が空いていると次はその隙間に雨が入り雨漏りを起こしています。さらに隅棟にも長年雨漏りをしているので裏の下地が大丈夫か確認してみました。

写真を見たらわかる通り下地の木が完全に腐っていました。

やっぱり何年も雨漏りをしていたようです。

今回は腐って使えない木を交換してしまい隅棟を積み直す形でお客様とお話をしました。