方形屋根(ほうぎょうやね)は四方向に傾斜があります。4つの下り棟が中心の1点に集まっています。
中心の「X」になっている頂点をかき合いと呼んでいます。
屋根が4方向から支え合っているので台風などの強風にも強くなります。
耐久性、耐風性にとても優れています。
4方向に延びている屋根が全ての外壁を平等に雨風、紫外線から守ってくれています。
寄棟屋根と構造が似ているのでメリットやデメリットはほぼ同じになりますが、寄棟屋根と違うのは大きな棟が無いことです。
デメリットもあります。
方形屋根の「X」のかき合いの部分はつなぎ目が多くここからの雨漏りが多くなります。
この場所はメンテナンスをし、雨漏りが起らないよう気を付けたい場所になります。
屋根の形がピラミッド型なので太陽光パネルの設置が寄棟屋根よりも取り付けが難しくなります。
太陽光パネルをお考えの方は方形屋根は不向きかもしれません。
屋根の形状で雨漏りが起りやすい場所が変わってきます。
それぞれ屋根に合わせた防水対策を行いましょう。