屋根には一次防水と二次防水があります。
一次防水とは屋根材(スレート・板金属屋根材・瓦)となります。
これらの一次防水によって、最初に雨や風を防ぎます。
二次防水とは屋根材の下に葺かれる防水紙(ルーフィング)の事をいいます。
屋根材に、割れ・剥がれ・サビ穴・欠け等があり、一次防水で防ぎきれなかった場合があります。
その場合、二次防水の防水紙(ルーフィング)で雨風を食い止めます。
雨水を防いでくれるのが、二次防水紙(ルーフィング)です。
家は、これら一次防水と二次防水の2段構えによって雨水から守られています。
一次防水で雨風を防ぐことが出来れば雨漏りは発生しませんが、屋根材が劣化や割れ・欠けなどがあると、雨水の侵入を一次防水では防ぐことが出来ずに、二次防水の表面まで水が達してしまいます。
もしそうなっても二次防水が適切な状態を保っていれば、侵入した雨水が浸透せず二次防水の表面を流れて、速やかに外部の適切な場所へと排出されていきます。
二次防水の機能が健全であれば、雨漏りをすることはまずありません。