こんにちは！
街の屋根やさん伊賀・名張店です。

名張市で、雨漏りが続いていた日本瓦屋根の葺き替え工事を進めています。
名張市・伊賀市周辺は古くから日本瓦の住宅が多く、土葺き工法が採用されているお住まいも少なくありません。
今回のお宅も、まさに土葺き仕様の日本瓦屋根でした。

まずは瓦下ろしから作業スタート！

葺き替え工事の最初のステップは、古い瓦をすべて取り外す作業です。

土葺きの屋根では、瓦の下に大量の「葺き土（ふきつち）」が敷き詰められています。
この葺き土は瓦を固定したり、防水の役割を担ったりと、昔ながらの屋根工法には欠かせない存在です。

しかし葺き土は経年劣化で乾燥したり痩せたりしてしまい、瓦をしっかり抑える力がなくなります。
固定力が低下してしまうと、瓦がずれやすくなり、その隙間から雨水が侵入する原因となります。

実際、今回のお客様も「強風の後から雨漏りがするようになった」とお困りでお問い合わせいただきました。
土葺き屋根では、瓦1枚のわずかなズレが雨漏りにつながりやすいため、定期的な点検やメンテナンスが欠かせません。

大量の葺き土を袋詰めして撤去します！

瓦をすべて下ろした後は、いよいよ葺き土の撤去作業です。
屋根の上には想像以上の土が積まれており、これを一つひとつ袋に詰めて下へ降ろしていきます。

重労働ですが、確実に丁寧に進める必要があります。

袋詰めした葺き土は、瓦と同じくタワー（屋根材昇降機）を使って地上へ搬出します。
土葺き屋根の葺き替え工事は、この「瓦・葺き土・下地材の撤去」が全体工程の大部分を占めると言っても良いほどです。

葺き土をすべて取り除くと、その下には昔の防水紙が現れます。

防水紙は屋根の「最後の砦」として重要な役割を持っていますが、寿命は15～20年ほどとされており、瓦よりも先に傷むことが多い部分です。葺き替え工事では、この防水紙もすべて撤去し、新しいものへ交換します。

下地のバラ板だけの状態に

防水紙を撤去すると、最後に残るのが「バラ板」と呼ばれる昔ながらの下地材です。
現在の屋根では構造用合板（コンパネ）を使用するのが一般的ですが、昔は細長い板を一定の隙間を空けながら並べて張るバラ板工法がスタンダードでした。

当時は現代のような高性能防水シートがなく、屋根内部に湿気がこもらないよう、あえて隙間を設けて通気性を確保していたのです。しかし現在の基準からすると、バラ板は強度も防水性も十分とは言えません。

特に雨漏りがある屋根では、下地材が腐っているケースも多く、葺き替え工事ではここから先の「下地補強」や「野地板の増し張り」がとても重要な工程となります。

まとめ

街の屋根やさん伊賀・名張店では、雨漏り点検を無料で承っております。

・瓦屋根のズレが気になる
・天井にシミが出てきた
・台風後の点検だけお願いしたい
・築年数が経ったので一度見てほしい

こうしたご相談が年々増えています。
気になる箇所がありましたら、「街の屋根やさん伊賀・名張店」までぜひお声がけください。


お問い合わせ先➡『街の屋根やさん伊賀・名張店』

お客様の声をご紹介しています

街の屋根やさん伊賀・名張店では、これまで多くのお客様に屋根や外壁の工事をご依頼いただいています。
地域密着だからこそ、一軒一軒丁寧に対応し、安心してお任せいただけるよう心がけています。

工事後には「説明がわかりやすかった」「職人さんが丁寧で安心した」といった嬉しいお声をたくさん頂いています。

初めての工事で不安な方も、実際のお客様の感想を読むことで少し安心していただけると思います。
「こんな対応なら相談してみようかな」と感じていただけたら嬉しいです。