2025.11.10
こんにちは、街の屋根やさん伊賀・名張店です。今回は、伊賀市にある木造住宅で行った「雪害による雨樋の部分交換工事」についてご紹介いたします。 伊賀市は冬になると冷え込みが厳しく、時には雪が積もることもあります。屋根や樋に雪が残ると、重みで変形や破損が起こることがあるため、定期的な点…
こんにちは!街の屋根やさん伊賀・名張店です。
今回は、伊賀市にお住まいのお客様から「雨樋から水がボタボタ落ちてくる」というお問い合わせをいただき、現地へ点検に伺いました。
お話を伺うと、雨樋は設置から約25年が経過しているとのこと。
確認してみると、塩化ビニール(塩ビ)製の雨樋で、全体的に色あせやひび割れが目立っていました。経年劣化によってところどころに割れがあり、さらに部品の欠損も見られました。
まず気になったのが、軒樋の途中がなくなっていた部分です。
この部分には本来、「集水器」と呼ばれる部品が取り付けられています。
集水器は軒樋から流れてくる雨水を縦樋へと導く重要な役割を担っており、この部品がないと雨水がスムーズに排水されません。
今回の点検では、集水器と縦樋の両方が割れて下に落下してしまっている状態でした。
雨樋が部分的に欠けると、そこから流れ出た雨水が外壁や軒裏を濡らし、外壁の劣化や雨漏りの原因にもつながります。
次に、1階部分の樋を確認しました。
雨樋は基本的に軒樋と軒樋のつなぎ目部分から劣化が進行することが多いです。
今回もその例にもれず、つなぎ目が欠けてしまっており、そこから雨水がこぼれ落ちている状態でした。
雨水がうまく流れないことで、軒先や外壁に水が当たり、カビやコケの発生、木部の腐食といった二次被害を招く恐れもあります。
塩化ビニール製の雨樋は軽くて扱いやすい反面、紫外線や温度変化による劣化が早いのが特徴です。25年という使用年数を考えると、そろそろ交換時期といえるでしょう。
続いて、建物の裏側も点検しました。
こちらも一見分かりづらいのですが、2階の雨樋からあふれた雨水が1階の瓦屋根に直接落ちており、その影響で瓦の表面にコケが繁殖して緑色に変色していました。
原因を詳しく見ると、2階の樋が外側に広がっているのが分かります。
樋が広がる理由としては、大雨の際の水圧や雪の重みによる変形が多く見られます。
特に伊賀市のような地域では冬場に雪が積もることもあるため、雪害による樋の変形・破損は珍しくありません。
お客様とは、母屋部分の雨樋を新しい樋に交換する方向でお話を進めさせていただきました。
普段あまり意識されない雨樋ですが、住宅を守るうえでとても大切な役割を担っています。
雨樋は屋根に降った雨水を適切に排水し、外壁や基礎部分に雨が当たらないようにするものです。
もし雨樋が破損していたり、傾きが狂っていたりすると、雨水が外壁を伝って流れたり、軒先や軒裏を濡らしてしまい、シミやカビ、最悪の場合は雨漏りにつながることもあります。
また、雨樋の詰まりもトラブルの原因になります。
特に秋から冬にかけては、落ち葉や砂ぼこりが樋の中にたまりやすく、排水不良を起こすケースが多いです。
街の屋根やさん伊賀・名張店では、これまで多くのお客様に屋根や外壁の工事をご依頼いただいています。
地域密着だからこそ、一軒一軒丁寧に対応し、安心してお任せいただけるよう心がけています。
工事後には「説明がわかりやすかった」「職人さんが丁寧で安心した」といった嬉しいお声をたくさん頂いています。
初めての工事で不安な方も、実際のお客様の感想を読むことで少し安心していただけると思います。
「こんな対応なら相談してみようかな」と感じていただけたら嬉しいです。
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