こんにちは。街の屋根やさん伊賀・名張店です！

伊賀市で、風呂屋根の雨漏り改修工事が無事に完工しました。
今回のお住まいは、増築を重ねたことで屋根の形状がとても複雑になっており、谷（たに）と呼ばれる屋根の接合部分が複数存在する特殊な建物でした。

特に風呂場の屋根部分は長年の雨風の影響を受け、谷板の腐食と屋根形状の問題が重なり、雨漏りを引き起こしている状態でした。

「街の屋根やさん伊賀・名張店」では、こうした複雑構造の屋根でも、建物の特徴に合わせて最適な改善方法をご提案しています。
今回もただ瓦を新しくするだけではなく、雨水の流れ方を根本から見直し、谷の形状を大幅に改善する工事を行いました。

Before：雨漏りの原因となっていた“谷板”と複雑な屋根形状

工事前に実施した放水検査では、谷板のつなぎ部分や折れ曲がり部分で雨水が滞留し、建物内部へ浸入していることが判明しました。

特に問題だったのは、

• 無理に屋根同士をつないだ結果、谷の角に雨水が集中

• 谷板に使われていた銅板（どうばん）が酸性雨で腐食

• 屋根形状が不自然で水の流れが乱れやすい

• 風呂屋根に向かう雨水量が多く負担が集中

という点です。

 

大工工事で屋根を“切り離し”、自然な雨水ラインを作る

今回のポイントは「屋根を直線的につなぎ直す」のではなく、大工工事で一度屋根同士を切り離し、新しく自然な谷形状を作り直したことです。

この工程を行うことで、

• 雨水の流れが素直になる

• 谷の角に水がぶつからなくなる

• 雨漏りの原因を根本から解消できる

といった効果が得られます。

屋根工事というと“瓦を葺き替えるだけ”だと思われがちですが、実際には建物ごとの癖を見ながら、構造を理解した上で最適な水の流れをつくることがとても重要です。

After：現場加工した“幅広ステンレス谷板”で耐久性が大幅アップ

改善後の放水検査では、雨水がスムーズに谷に沿って流れ、どこにも滞留がありませんでした。

新しい谷板には、

• 酸性雨に強いステンレス製

• 現場加工の幅広タイプ

• 水の流れが暴れにくい形状

• 耐久性が高く長寿命

といった特徴があります。

Before：雨漏りの原因となっていた“谷板”と複雑な屋根形状

工事前の写真を見ると、谷板のラインがいびつで、赤いラインで示された部分がまさに雨漏りの入口となっていました。
昔の屋根に多い銅板は、耐久性はあるものの酸性雨には弱く、長年のうちにピンホール（小さな穴）があき、それが雨漏り原因となってしまいます。

After：現場加工した“幅広ステンレス谷板”で耐久性が大幅アップ

銅板のような腐食リスクがなく、将来的な雨漏りの不安も大幅に減らせます。
庭側から撮影した写真でも、改善後の谷板ラインはとてもきれいで、屋根全体の見た目もスッキリ。

水の流れが自然で、雨水がしっかり排水されるようになりました。

日本瓦の葺き替えで屋根全体の防水力を強化！

谷板の改善と同時に、古くなった日本瓦も一部葺き替えました。
瓦そのものは耐久性の高い材料ですが、長年風雨にさらされると多少のズレや破損が生じ、これが雨水の入り口となることがあります。

葺き替えでは、

• 新しい瓦で見た目と耐久力を回復

• 下地材の補強

• 棟（むね）部分の積み直しや固定強化

• 風呂場の湿気対策

など、細かい部分まで丁寧に調整しています。

風呂屋根や谷部分は、雨漏りが起きやすい箇所として多くのご相談をいただきます。
伊賀市・名張市周辺で、

• 雨漏りが止まらない

• 日本瓦の屋根が古くなってきた

• 谷板を交換したほうがいいか見てほしい

• 増築してから雨漏りしやすくなった

• 屋根の形状が複雑で不安

という方は、どうぞお気軽に街の屋根やさん伊賀・名張店へご相談ください。


お問い合わせ先➡『街の屋根やさん伊賀・名張店』

お客様の声をご紹介しています

街の屋根やさん伊賀・名張店では、これまで多くのお客様に屋根や外壁の工事をご依頼いただいています。
地域密着だからこそ、一軒一軒丁寧に対応し、安心してお任せいただけるよう心がけています。

工事後には「説明がわかりやすかった」「職人さんが丁寧で安心した」といった嬉しいお声をたくさん頂いています。

初めての工事で不安な方も、実際のお客様の感想を読むことで少し安心していただけると思います。
「こんな対応なら相談してみようかな」と感じていただけたら嬉しいです。