
2025.10.10
こんにちは、街の屋根やさん伊賀・名張店です。今回は、名張市の築29年の二階建て寄棟住宅から、塗装後5年目のカラーベスト屋根の点検依頼をいただき、実際に屋根の状態を確認してきました。 塗装後5年でも美しい屋根ですが… 今回点検した屋根は寄棟屋根で、形はピラミッドのように緩やかに4方…

お客様からのご相談内容は「熨斗瓦(のし瓦)が落下しているのを見つけた」とのことでした。
熨斗瓦とは、屋根の付け根や壁際に積まれている瓦で、瓦屋根の防水性や耐久性を守るうえで重要な役割を担っています。
築年数はおよそ50年。お客様はこれまで定期的にメンテナンスをされていたようで、外観からは比較的きれいな状態に見えました。
しかし瓦屋根は年数が経過するほど少しずつズレや劣化が進み、見えない部分で雨漏りリスクが高まっていきます。今回のケースもまさにその一例でした。
さっそく梯子をかけ、屋根に上がって確認を行いました。
すると写真の通り、熨斗瓦が一部なくなっており、その下の土が丸見えの状態になっていました。
熨斗瓦は少しずつ位置をずらしながら積み重ねていくため、一枚でも外れてしまうと防水機能が途切れ、雨水が浸入する原因となります。
特に今回のように落下が確認された場合、放置しておくと確実に雨漏りにつながる危険性がありました。
さらに、熨斗瓦の近くには「丸流し」と呼ばれる部分があります。
丸流しとは、屋根の水を流すために設けられた瓦の一部で、ここに不具合があると雨水がうまく排水されず、雨漏りの原因となります。
実際に丸流し部分を点検してみると、瓦がずれて内部の土が露出しているのが確認できました。
おそらく雨水が流れ込むことで土台の土が流され、瓦の固定力が弱まりズレが生じたと考えられます。
このまま放置すれば、次第に瓦が動きやすくなり、雨漏りがさらに深刻化していくことは間違いありません。
お客様には、熨斗瓦を部分的に積み直す工事と、丸流しの修復工事をご提案しました。
部分的な補修であれば、屋根全体を葺き替える必要はなく、費用も抑えながら雨漏りのリスクを軽減できます。
特に熨斗瓦や丸流しは、雨仕舞(あまじまい)に関わる大切な箇所です。
ここをしっかり直しておくことで、屋根全体の寿命を延ばし、住まいを安心して維持することができます。
今回の伊賀市での点検では、
築50年の和風住宅
熨斗瓦の落下
丸流しの瓦のズレと土の流出
といった問題が確認されました。
見た目にはきれいに保たれていても、屋根の一部が劣化していると大きな雨漏りにつながるケースは少なくありません。
瓦屋根の住宅にお住まいの方で、
瓦がずれている
雨樋のまわりから水が垂れてくる
屋根から瓦が落ちてきた
といった症状がある場合は、早めに点検をご依頼いただくことをおすすめします。
屋根のちょっとした異変でも構いません。お気軽にお問い合わせいただければ、専門スタッフが丁寧に調査し、最適なご提案をさせていただきます。
お住まいを長持ちさせるためには、定期的な屋根点検と早めのメンテナンスが何よりも大切です。
今回のような熨斗瓦や丸流しのトラブルは、放置すれば確実に雨漏りへと発展します。ぜひ安心できる住まいづくりのために、点検の機会をお役立てください。
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