
2025.06.17
こんにちは!街の屋根やさん伊賀・名張店です。今回は名張市で台風が原因の雨漏りを修理した施工事例や台風による雨漏りの原因などをお伝えします! 目次 【表示】 【非表示】 雨漏りは「放っておけない住宅トラブル」です! 台風が原因の雨漏り事例 ①名張市で台風で飛ばされた棟板金の交換と屋…

こんにちは!
街の屋根やさん伊賀・名張店です。
今回は、伊賀市で行った屋根の減築工事についてご紹介します。
きっかけは2017年の大型台風で増築部の屋根が損壊したことでした。
その後の点検で、雨水の逃げ場がなく外壁の腐食が進んでいたことが分かり、放置すると建物全体の寿命に関わる大きな問題になるため、工事を実施することになりました。
伊賀市で屋根や外壁の不具合に悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
工事のきっかけは、2017年10月の大型台風でした。
伊賀市にお住まいのT様邸では、増築部のカラーベスト屋根が損壊しました。
台風後の点検で私たちが伺った際、ただの屋根の破損だけでなく、母屋と増築部の接触部分に深刻な問題が見つかりました。
母屋の瓦屋根が増築部の壁に直接当たり、雨水が逃げられず増築部の屋根を腐らせていたのです。
壁の一部には金属板が貼られていましたが、雨仕舞(あまじまい)としては不十分で、時間の経過とともに被害が拡大してしまっていました。
このまま放置すれば外壁の腐食は進行し、最悪の場合は雨漏りや建物内部の劣化につながる恐れがあります。
そのためT様とご相談のうえ、全9箇所にわたる修繕計画を立て、今回はその第一弾として「屋根減築工事」を行うことになりました。
こちらが工事前の状態です。
母屋の瓦屋根が、増築部の外壁に突き刺さるように接しており、雨水の通り道が完全に塞がれていました。
壁の内部を確認すると、やはり腐食が進んでいるのが分かりました。普段の生活では見えない部分ですが、こうした構造的な問題は点検しなければ気付けない典型的な事例です。
工事は瓦をめくるところからスタートしました。
まず葺き土を取り除き、雨水の通り道を確保する準備を進めます。
続いて、雨水が適切に流れるように、電動ノコギリを使って母屋の屋根を一部切断しました。
これが「減築工事」と呼ばれる作業です。
屋根を短くすることで、壁に当たっていた部分を無くし、雨水が外壁に流れ込まないようにします。
増築部の外壁はすでに腐食が進んでいたため、その部分を丁寧に取り除きました。
腐った部分を残してしまうと、後々再び劣化が進んでしまいますので、根本的に取り除くことが大切です。
切断した屋根部分には、防水シートをしっかり貼りました。
このシートがあることで、雨水が侵入するのを防ぎ、建物を守ります。
最後に、雨どいを取り付けました。これにより、屋根から流れてきた雨水をしっかり受け止めて地面へ排水できるようになり、外壁が再び水分でダメージを受ける心配もありません。
工事前:母屋の屋根と増築部の壁が密着しており、雨水が行き場を失っていた。
工事後:屋根を短くし、雨どいを設置したことで、雨水がスムーズに流れる構造に改善。
これで、長年外壁を腐らせていた原因を根本から解決できました。
今回のような減築工事には、次のようなメリットがあります。
雨水の逃げ道を作ることで、外壁や屋根の腐食を防げる
雨漏りのリスクを大幅に軽減できる
建物の耐久性を長く保てる
将来的な修繕費用を抑えられる
特に伊賀市のように雨が多い地域では、雨仕舞をしっかり考えた工事がとても重要です。
今回ご紹介した伊賀市T様邸の工事では、母屋の屋根と増築部の壁が接触していたことが外壁腐食の原因でした。
屋根を一部減築し、外壁を補修、防水シートや雨どいを設置することで、雨水トラブルを根本から解決することができました。
屋根や外壁のトラブルは、表面だけを直すのではなく、原因を突き止めて対策することがとても大切です。
伊賀市や名張市で屋根工事・外壁工事をお考えの方は、ぜひ街の屋根やさん伊賀・名張店にご相談ください。
点検・お見積りは無料で承っております。
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