こんにちは！
街の屋根やさん伊賀・名張店です。

今回は倉庫や工場の屋根、外壁のメンテナンス、そして当社で実際に施工した事例も交えて詳しくお伝えしていきます‼

工場の屋根、外壁のメンテナンス事例　①伊賀市でコケだらけの倉庫の屋根を葺き替えました

普段、農機具などを仕舞っている倉庫。 周りを竹やぶに囲まれているため、昼間でも日光が当たりにくく、スレート屋根にはコケがびっしりと生えていました。これからも倉庫として使用したいので葺き替えて欲しい、とご連絡くださいました。

詳しくは施工事例をご覧ください▷▷▷伊賀市でコケだらけの倉庫の屋根を葺き替えました

工場の屋根、外壁のメンテナンス事例　②伊賀市の波型スレート屋根の倉庫を屋根カバー工法で雨漏り修理

「ひどい雨漏りが起きている」とご連絡をいただき、伊賀市に建つ大きな倉庫へ、雨漏り修理へ伺いました。体育館のように高い天井ですので、普段は見上げることもほぼありません。 葺き替えよりも工事日数が短く、解体の必要がない「屋根カバー工法」を用いることになりました。

詳しくは施工事例をご覧ください▷▷▷伊賀市の波型スレート屋根の倉庫を屋根カバー工法で雨漏り修理

工場の屋根、外壁のメンテナンス事例　③伊賀市で工場雨漏り修理・外壁塗り替え・雨どい交換

築40年の工場。雨漏り修理と同時に、外壁塗装もご依頼下さったオーナー様。屋根修理で使用した足場を、塗装工事の時にそのまま使用することで、足場代が余分にかかる事を防ぐことができました。 過去二回塗装をし直した波型スレート屋根は寿命を迎えていため、新しい屋根を上から被せて取り付け、雨樋などのパーツは新しいものに取り替えました。

詳しくは施工事例をご覧ください▷▷▷伊賀市で工場雨漏り修理・外壁塗り替え・雨どい交換

工場屋根雨漏りの主な原因は？

工場や倉庫の屋根材は、波板スレートだけでなく、折板屋根（金属製）なども多く使われています。それぞれの屋根材に共通する、または特有の雨漏り原因があります！

1. 屋根材の経年劣化

   • 波板スレート・・・セメントが主成分のため、水を吸い込みやすく、長年の風雨や紫外線にさらされることでひび割れ、欠け、剥離が生じやすくなります。アスベストを含有している可能性のある古いスレートは特に脆くなっています。
   • 金属屋根（折板屋根、ガルバリウム鋼板など・・・錆の発生、塗膜の劣化、穴あきなど。金属は熱による収縮・膨張を繰り返すため、屋根材が歪んだり、固定部が緩んだりすることもあります。

2. 固定部の劣化（フックボルト、ビスなど）

   • 屋根材を固定しているフックボルトやビスが錆びたり、緩んだり、抜けたりすることで、その隙間から雨水が侵入します。錆が進行するとフックボルトが肥大化し、屋根材にひび割れや歪みを引き起こすこともあります。

3. コーキング（シーリング）部分の劣化

   • 屋根材の継ぎ目、換気扇や採光窓、配管などの開口部、外壁との取り合い部分など、雨水の浸入を防ぐためにコーキング材が使われています。このコーキング材が紫外線や風雨で劣化すると、ひび割れや剥がれが生じ、そこから雨漏りが発生します。

4. 屋根のゆがみや浮き

   • 強風や地震などの自然災害、あるいは経年劣化による屋根材の変形によって、屋根材がゆがんだり浮いたりして隙間ができ、雨水が侵入する場合があります。

5. 雨樋（あまどい）の詰まり・破損

   • 雨樋に落ち葉やゴミが詰まると、雨水が適切に排水されず、屋根に溜まったり、オーバーフローして屋根の縁から雨水が逆流したりして雨漏りにつながることがあります。雨樋自体の破損も同様の原因となります。

6. 施工不良

   • 新築時や前回の補修工事での施工不良が原因で、早期に雨漏りが発生することもあります。

工場屋根雨漏りの補修方法！

雨漏りの原因や屋根の劣化状況によって最適な補修方法は異なります。

◇部分補修

• • 軽微なひび割れや穴・・・防水テープやコーキング材で補修。
  • フックボルトの緩み・錆び・・・フックボルトの交換や増し締め、コーキング補強など。
  • 錆び・・・錆びを除去し、錆止め塗装を施します。

◇屋根カバー工法（重ね葺き）・既存の屋根材を撤去せず、その上から新しい屋根材（主にガルバリウム鋼板などの軽量な金属屋根）を重ねて施工する方法です。  

• • • メリット:
      • 既存屋根の撤去費用や廃棄費用がかからないため、費用を抑えられることが多いです。
      • 工期が短縮され、操業を止めずに工事を進められる場合があります。
      • アスベスト含有のスレート屋根の場合でも、アスベストの飛散を抑制しながら施工が可能です。
      • 屋根が二重になることで、断熱性や遮音性が向上する場合があります。
    • デメリット:
      • 既存屋根の状態によっては施工できない場合があります（下地の腐食がひどい場合など）。
      • 屋根の重量が増えるため、建物の構造によっては補強が必要になる場合があります。

◇葺き替え　・既存の屋根材をすべて撤去し、新しい屋根材に交換する方法です。

• • • • • メリット:
          • 屋根を根本から新しくするため、耐久性や防水性が大幅に向上します。
          • 建物の構造や用途に合わせて屋根材の種類やデザインを自由に選べます。
          • 下地の補修も同時に行えるため、建物の寿命を延ばすことができます。
        • デメリット:
          • 既存屋根の撤去費用、廃棄費用、新しい屋根材の費用がかかるため、カバー工法より高額になります。
          • 工期が長くなる傾向があります。
          • アスベスト含有のスレート屋根の場合、アスベストの飛散対策や特別な廃棄処理が必要となり、費用も高額になる可能性があります。

予防（定期点検）の重要性について！

工場や倉庫の屋根・外壁は、日々の気象条件や外部環境によって少しずつ劣化が進行していきます。
雨漏りやひび割れなどの目に見える不具合が起きてから対応するのではなく、定期的な点検を行うことで、早期に劣化の兆候を発見することができ、大掛かりな補修を未然に防ぐことが可能です！

• 屋根材の状態確認（ひび、ズレ、浮き）

• フックボルト・ビスの錆びや緩みの有無

• コーキング材の劣化や剥がれ

• 雨樋の詰まりや破損のチェック

• 外壁のひび割れ、塗膜の剥がれ

定期点検を習慣化することにより、コスト面でもリスク面でも安心できる建物維持管理が可能になります。また、専門業者による点検では、見落としがちな不具合も発見しやすくなるため、より正確な補修計画を立てられます。

工場や倉庫の資産価値を守り、事業の安定した運営を続けるためにも、ぜひ予防保全としての定期点検を積極的に取り入れてみましょう！

最後に

工場や倉庫の屋根・外壁は、日々の風雨や紫外線、気温の変化などによって少しずつ傷んでいきます。劣化や雨漏りを放置すると、建物そのものの寿命を縮めるだけでなく、生産設備や保管物への被害、操業停止といった重大なトラブルを引き起こす恐れがあります。

大切な工場や倉庫を長く、安全に使い続けるためには、早めの対処と定期的なメンテナンスが欠かせません。
まずは現状を正しく把握するために、専門業者による無料点検や見積もりを活用してみてはいかがでしょうか。

些細な劣化でも気づいたときがメンテナンスのチャンスです。お困りの際は、街の屋根やさん伊賀・名張店までお気軽にご相談ください。